ファッション誌の系統について

女性向けファッション雑誌の系統について紹介しています。 ファッション雑誌には、特定の年齢層へ向けて幅広いスタイルを提案している女性誌と、特定の系統(スタイル)に特化しているファッション誌があります。 また、最近は職業や年齢を規定していないエイジレスな女性誌が増えてきており、性別や属性を規定していないジェンダーレスな雑誌もあります。 さらに、特別付録が本体で冊子が付録みたいな雑誌もあり、芸能人の表紙&特集目当てで購入する人も増えてきているので、 系統分類とかポジショニング~マトリックス?みたいなものは、時代に合わなくなってきています。もはや相当無理があると思われます。 特に、系統に特化せず幅広いファッションスタイルを提案している女性誌を、特定の系統(スタイル)に特化しているように紹介するのは良くない行為だと思います。 女性誌は、誌面を大幅にリニューアルする新装刊だけではなく、提案しているファッションの系統や傾向を時代に合わせて変えてきているので、毎年必ずチェックしないと年々ずれてしまいます。 リニューアル前の当サイトを参考にしたであろうリライト記事をたまに見かけますが、基本的にすべて古い情報のままなので注意して下さい。

ファッション誌の系統と範囲

当サイトでは、カジュアル・ナチュラル・ガーリー・フェミニン・コンサバ・トラッド・モード・ギャル・ストリート系などを主な系統としていましたが、単一での系統分類は時代に合わなくなってきています。 また、赤文字系や青文字系などの"色で分類する○○文字系"も時代遅れになってきており、そういった分析や分類をしているサイトやブログは、当サイトも含めて考え方がちょっと古い場合があるのであまりおすすめできません。 分析や分類が古いままで、正直すごく適当というか全体的に『?』な一覧などもあるので、検索するよりも詳しい人に聞いた方が正しく理解できると思います。

ファッション誌の系統と分類

すべてのファッション誌を系統別に分類するのはもう無理があるので、特定の系統に特化しているタイプの雑誌を中心に、ファッションスタイルの解説と共に紹介します。 また、ノームコアが流行した後くらいから、ファッション誌が提案しているファッションスタイルは全体的にシンプル・ベーシック・カジュアル寄りになってきており、 特定の系統に特化していたファッション誌は休刊もしくはリニューアルするなど減少傾向にあります。ただし、系統に特化したまま(変更無しで)復刊している雑誌もあります。

○ カジュアル系~大人カジュアル系
カジュアル系ファッションとは、フォーマルではないスタイルのことです。つまり、フォーマルではないファッションやコーディネートはすべてカジュアルです。 ただし、和服や民族衣装、モード(ラグジュアリー)などは除きます。これだとあまりに広すぎて分類することができないので、独自の判断基準(オリジナルの定義)で紹介していましたが、 誤解を招く恐れがあるので個別に雑誌名を出すのは控えます。年齢別リストから探してみて下さい。

○ ナチュラル~大人ナチュラル系
ナチュラル系ファッションとは、自然体で等身大のリラックスできるゆったりシルエットのファッションやコーディネートが多いスタイルです。 また、女性らしさや流行よりも、自分らしさと着心地を大切にしており、エコ・エシカル・ハンドメイド・オーガニック・スローライフ・ナチュラル志向の女性にも支持されているファッションスタイルです。 ナチュラル系ファッションを主に提案している雑誌は「リンネル」と「ナチュリラ」です。

○ ガーリー~大人ガーリー系
ガーリー系ファッションとは、女の子らしさのあるキュートでかわいいスタイルのことです。ただし、Girlie(ガーリー)というやっかいな英語があるため、 日本人ではなく外国人に対して使う場合は Girlish(ガーリッシュ)と言う方が Good(良い)です。 ガーリー系ファッションを主に提案している雑誌は「 LARME(ラルム)」と「 bis(ビス)」があります。また、その他10代~20代向けのファッション誌でも掲載していることが多いです。

○ フェミニン~大人フェミニン系
フェミニン系ファッションとは、女性らしさのあるきれいめで可愛いスタイルのことです。 また、愛され系やキレイ系と言われることもあり、大人の男性ウケが期待できるコーディネートが多いです。 ちなみに、フェミニズムやフェミニストとは全く違う方向性なので誤解のないように注意して下さい。 フェミニン系ファッションを主に提案している雑誌は「 美人百花(びじんひゃっか)」と「 CanCam(キャンキャン)」があり、 その他 non-no・Ray・MORE・Steady. などでも掲載していることが多いです。

○ コンサバ~エレガント系
コンサバ系ファッションとは、上品で女性らしさのあるレディライクなスタイルのことです。 また、お嬢様系やエレガント系と言われることもあり、知的・清楚・上品・ハイクラス・ラグジュアリーなファッションが多いです。 コンサバ系のファッション誌はもうありませんが、エレガント~ラグジュアリーな雑誌であれば「 25ans(ヴァンサンカン)」と「 Precious(プレシャス)」があります。 コンサバ~大人カジュアルであれば STORY(ストーリィ)の他、40代から大人向けの女性誌でも掲載していることがあります。

○ モード~ハイエンド系
モード系ファッションとは、最新/最先端/先鋭的なスタイルのことです。 また、一般的なファッションよりもハイグレード・高級(上位)に位置づけられていることもあり、ハイエンド系と言われることもあります。 さらに、文化出版局が発行していたモード誌「 high fashion(ハイファッション)」から由来して、ハイファッション系と呼ばれることもあります。 日本発の SPUR と GINZA の他、海外発の VOGUE JAPAN・ELLE JAPON・Harper's BAZAAR・FIGARO japon・Numero TOKYO などがあります。

○ ベーシック~トラッド系
ベーシック系ファッションとは、ベーシックなデザインの洋服や小物を取り入れたシンプルなカジュアルスタイルが多いです。 また、トラッド(トラディショナル)スタイルには、ブリティッシュ・アメリカン・アイビー・プレッピー・フレンチ・イタリアン・ヨーロピアンなどがあります。 ベーシック~トラッド系ファッションを主に提案している雑誌は「 FUDGE(ファッジ)」と「 CLUEL(クルーエル)」+「 LaLa Begin(ララビギン)」です。 その他にも、mina(ミーナ)や GISELe(ジゼル)などもあります。

○ ギャル系~大人ギャル系
ギャル系ファッションとは、日焼けした肌+茶髪~金髪+派手な盛りメイクに露出度が高めのセクシーなファッションが王道的な(従来型の)スタイルになりますが、 現在はガーリー・ストリート・カジュアル寄りのファッションの方が多いです。また、ギャル系スタイルを主に掲載している雑誌は 「 egg(エッグ)」と「 Happie nuts(ナッツ)」のみですが、ViVi(ヴィヴィ)に加え、小悪魔 ageha(アゲハ)や 姉 ageha などもあります。

○ ストリート~ボーイッシュ系
ストリート系ファッションとは、ストリート(街)のリアルな流行を取り入れたファッションスタイルのことです。 また、メンズファッションの影響が大きいので、ボーイッシュ(メンズライク)なスタイルになることも多いです。 ストリート系ファッションを主に提案している雑誌は「 mini(ミニ)」と「 Zipper(ジッパー)」があり、JELLY(ジェリー)などもあります。
とりあえず今回は以上です。その他はまた追記予定です。

注意:モード~ハイエンド系を除き、雑誌名を「カッコ」で括っていない雑誌は、その他の系統も幅広く掲載しています。 例えば、フェミニン~大人フェミニン系で紹介している non-no(ノンノ)は、フェミニン系スタイルだけを提案している雑誌ではなく、 ギャル系~大人ギャル系で紹介している ViVi(ヴィヴィ)も、ギャル系スタイルだけを提案している雑誌ではありません。 コンサバ系で紹介している VERY(ヴェリィ)や STORY(ストーリィ)は、誌面のリニューアルによりカジュアルもしくは大人カジュアル寄りになっており、 代わりというわけではないですが、デイリーラグジュアリーを提案する VERY NAVY(ヴェリィネイビー)を創刊しています。

女性誌の系統についての感想

最近(昨今)は、シンプル&ベーシックなカジュアル寄りのファッション誌が多くなり、系統に特化していない女性誌が増えてきています。 というか、個性的なファッションスタイルを提案していた10代~20代(30代)向けのファッション誌の多くが休刊になったという方が正しいのかもしれません。 また、毎号必ず特別付録が付いているファッション誌を中心に、ファッション関連コンテンツ自体が薄くなってきており、系統の分類がやや困難になってきているという要因もあると思います。 個人的な意見になりますが、どうしてもファッション誌の系統について分類された一覧が見たいという方以外は、ファッション誌の系統リスト等はもはや不要な時代なのではないかと思われます。 最初にお伝えした、系統に特化していないファッション誌を、特定の系統(スタイル)に特化しているように紹介するのは良くない事というのもありますが、 読み放題サービス等で雑誌の内容を気軽にチェックできる時代なので、読者の方が各々判断した方が良いと思っています。 系統について書くのであれば、なるべく誤解のないように”主な”を入れるとか、最新の誌面をチェックして提案している系統(スタイル)からコーディネートまで大体網羅して紹介するなど、 とにかく誤解が無いように配慮するのが良いんじゃないかなーって思ったり思わなかったりする今日この頃です。

記事更新日:2022年9月上旬